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今頃杖の打ちについて

今月に、昇段審査を受ける予定となりました。
四段を取得してから、来春で8 年経過します。
協会の規定では、四段取得から五段審査までの待期期間は「2年以上」なのですが、よほど稽古しない限り2年で修められるわけもなく(東京都杖道連盟では4年以上かける人がざらです)、もう少し、もう少しと考えていたらあっという間に時間がたってしまいました。
さすがに、いろんな意味でそろそろ受けなくてはなりません。

課題は、「表」から「五本の乱」までのうち、その場指定5本ですが、「五本の乱」については、つい最近、正式に「霞の乱」と「間込の乱」において、中段繰付を行うことなったため、まだ考えながら動いてしまうことがあり、やや不安な状態。
自身あまり納得はしていませんが、先延ばしにしたところで確実に合格するわけではありませんし、自分を甘やかすだけでもあります。

ということで、先日東京に出稽古へ赴きました。

さて、そこで藤代先生から「横切留」の打ちについて指導を受けた時の事。

引落から、相手の鼻頭に向かって逆足で打ち込む打ちがあるのですが、この「打ちは」通常の「打ち」よりも、左手を早く落とし、小さく鋭い振りを行うようにとの指導を受けました。
その分、相手との間合いを詰めるために左足の踏み込みから、やや大きめに重心移動をかけなくてはいけませんので、藤代先生の構える大太刀に対して、何度か打ち込みをさせて戴きました。
なかなかOKが出ないので、とにかく速く・強くと数本打った後、甲高い音がして、妙な手ごたえが・・・
見ると案の定、杖にヒビが入ってしまっています。

当然といえば当然の結果なのですが、そこでふと思い至ったことがありました。

杖の形の中には、杖が打ち込んで太刀がこれを受けるという形が多々出てきます。
太刀は鉄であり、杖は木なのですから、思いっきり打ち込んでいけば杖が折れるなりすることは当然です。
無論、杖は本来相手の体に当てるつもりで打っているわけではありますが、太刀に受けられることも想定すべきです。

太刀を打つ際には、この点を重視していたのですが、身体を打つ際にも同じことがいえるなと、今更ですが気が付きました。
ただ杖を振り回して、力と体重をかけるような打ち方をしていれば、身体に当たったときの威力はどうとして、太刀で受けられたとき杖が折れる可能性は高くなります。

昇段審査直前というのに新しい研究課題が出来ました。
もしかすると、今まで打ち込み後に居つかないように工夫してきた動きに、更なる工夫を加えられるかもしれません。
本当に基本的なことなのに、こんな風に気が付くことがあることは、自身に呆れることでもありますが、また面白いと思える部分でもあります。

到底審査までには間に合わないでしょうが、これも稽古の一環。
自分に鞭入れるつもりで臨んで参ります。

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神道夢想流杖術を主に稽古する団体として2010年7月に設立。

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