2018年11月10日、東京都杖道連盟において秋期昇段審査が行われました。
一寸堂でもいよいよ、倉沢さんと鈴木さんが昇段に臨むことになり、都合により東京で一緒に審査をしてもらうことになりました。
倉沢さんは稽古開始から7年、上田から年に何度か通って稽古を続けてくれました。
鈴木さんも入会から4年、じっくりと稽古してきました。
昇段にここまで年数がかかっても飽きずに稽古してくれたことに感謝です。
当日までに一度審査を前提とした稽古を行いましたが、細かいところは別として二人とも組むのに慣れていないせいか、今一つ攻めが弱い部分があります。
とはいえ、ここまできたら後は気合を入れて望むだけです。
さて、審査当日。
今回は東京の会員も二段1名、四段1名が審査を受けることになりました。
審査形は当日発表。

三本目から五本目までは「霞」、「一礼」、「細道」と、なかなか厳しいオーダーです。
初段は彼ら二人だけ。
もちろん、順番としては一番最初となります。
審査までに2時間ほど時間がありましたので、それまでは藤代先生やほかの方に指導してもらいました。
せっかくですのでしっかりと稽古をつけてもらいます。
稽古開始時は少なかった稽古参加者も、審査の時間が迫ると一人、二人と増えてきます。
わざわざ、審査を見学するために時間をやりくりしてきてくださる会員の方もいらっしゃます。
審査は予定時刻より少々早めに開始となりました。

いよいよの昇段審査でもあり、またギャラリーも増えたこともあって、確実に二人とも緊張気味。
やはり、形全体をとおして動きが小さくなってしまいました。

まあ、私の初段審査も散々でしたので、それに比べたら十分かもしれません。
私の採点では合格点ギリギリといったところ。
試合の時の動きのほうが良かったと感じる部分もありましたが、互いに太刀持ちしていることからして無理もありません。
他の方の審査を見ることもできたので、自分たちの課題もまた見えたことでしょう。
審査を終えた後、合格したことを前提に、あまり稽古に来れない倉沢さんには早速、中段の「一刀」をしてもらいました。
中段繰り付けは、これから長い間の課題となるでしょうが、次回松本の稽古にいらしたときにじっくりと指導したいと思います。
稽古の終わりに結果発表がありましたが、一寸堂のお二人を含めて全員合格です。
皆さん、おめでとうございました。
お二人はこれからは有段者として、「中段」の稽古に進むとともに、今以上に「表」の技に磨きをかけて下さい。
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