稽古前になって、また雪が降り始めました。
今年は、雪の降る回数が多いようです。
松本はあまり積もらないので、豪雪地帯の方々に比べればなんてことはないのですが、これだけ毎週降るのは確かに珍しいかもしれません。
ところで、先週末はマイケル君に続いて昨年北海道に引っ越したTさんから久しぶりに便りがありました。
なかなか、あちらで稽古場が確保できずに苦労しているようです。
杖は続けたいようですが、他の武道もやってみたいとのことでした。
北海道にも全剣連系の道場はありますので、そこで杖をやってみるのも手です。
また、合気道もよいのではないかとお伝えしました。
マイケル君同様、彼もこのブログを読んでくれているようですので、
また、一緒に稽古できるときのために参考になるような点も書いていきたいと思います。
さて、今日も人は少なそうです。
Mさん、Nさんのコンビで相対動作から始めてもらいます。
ともに、逆手打ちの時の手の握り。
振り上げたときに正拳を相手に向けるように意識し、そこから両腕で落とします。
このとき、腕が突っ張らないようにするのも大切ですね。
そのうちに、Yさんが来ましたので私が太刀をもって相対開始。
まだ若干、上半身を必要以上にひねる癖があります。
繰放しまでやったところで、ようやくKさんが来てくれました。
Kさん、本日が稽古最終日です。
さっそくYさんに太刀を持ってもらってKさんと相対してもらいます。
Kさん、重心移動はまだまだですが、打ちの角度はまあまあです。
現段階としてはよいので、今後稽古を続けていけるといいんですが。
先に相対が終わったMさんたちは、Nさんの昇級に向けて表の方を確認してもらいます。
Kさん、Yさんは遅くから始めたため、相対をすべて行うと形の稽古時間があまりありません。
とはいえ、最後に相対で締めるというのも悪くはない。
「どうします?」
ときいたところ、お二人とも相対を続けたいとのことでしたので、そのまま最後まで続けてもらうことにしました。
Nさんは細道の最後、返突きから打ちまでのリズムがうまくとれないよう。
一つの手段として、突きで気合いを止めずに最後の打ちまで続けてもらうようにします。
しかし、なかなか気合いというのも、かけなれていない人たちには難しいようで・・・・
あまり、強く大きく気合いを入れると力んでしまう場合もあります。
「ホーッエイ」くらいで、とにかく息を吐き続けてもらいましょう。
個人的には残心もありますので、「エイ」の後も多少含み気合いを残すくらいがよいと思いますが、どうでしょう。
Kさん達にはまず、胴払いの太刀を指導。
特にYさんは初段ですので、打たれた後に吸収して太刀と腕を痛めない方法を稽古してもらいます。
瞬間に手首を返して体に引きつける。
これも体が前に崩れてはいけないので、重心を保つ稽古が必要です。
次に、巻き落とし。
Yさん、Kさんそれなりにはできています。
まだ、縦方向に螺旋を効かせるまでにはなっていませんが、横巻きと回転不良は多少改善されています。
(横巻きと回転不良については、またどこかで説明しましょう)
まずは、らせんを使って太刀の上から滑らせる感覚になれてもらいましょう。
多少、結局相対が終わった時点で残り10分となってしまいました。
そこで、Kさんは2級の形を忘れないようにおさらいしてもらいます。
それが終わってから、掛かりとなりました。
太刀をもってくれたMさん、Yさんのみ1回多く稽古です。
ここのところ、中段の稽古ができていませんが、じっくりと表を練ってもらいたいというきもします。
また、それが中段稽古のモチベーションにもつながるのではないかと思います。
Kさんは、来週には地元の上田に引っ越されるそうです。
せっかくここまで稽古したので、できればたまには稽古に通いたいとのこと。
そういう方はウエルカムです。
そういうモチベーションのある方は、きっと上達すると思いますよ。
また、通常の体の動かし方にもいろいろと反映されると思いますので、
是非稽古が続けられるよう願うばかりです。
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