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2012/2/27稽古日誌

本年早いもので、2月も最終の稽古日となりました。

風邪でWさんがお休みですので、今日はMさんだけかなーと思っていたところ、
上田に引っ越したKさんが早速やってきてくれました。
きけば、ご家族に車で送ってもらったそうで、まったくもって頭が下がる次第です。

とにかく、Mさんと相対を開始してもらいます。
とはいえ、本日は形を中心に行う予定なので、最初の4本のみです。

Kさんは打ちの角度が大変よくなってきました。
現在3級としては十分な技量です。
あまり、効かそうとして前方に打たないように指導します。

Kさんは日常の動きについても癖があったのですが、2~3年ほど続ければその癖もなるかもしれません。

Mさんは、このところ杖を「振る」ことに意識を向けているようです。
若干、身体も振られていますが今は「振る」感覚をつけてもらうために、しっかり握ることのみ指導しました。
もう少し重心が落ちるとよいのですが、これは年齢と共に自然と落ちてくるのではないかというのが、東京のダイスケ君の見解。
私も、とりあえず杖の動きに体が慣れてくれればよいと思います。
これからは、2段昇段に向けて多少の試行錯誤を経験してもらってもよいかもしれません。

4本終わったところで太刀を持ってもらい、太刀での巻き落としの練習。
これは、太刀の間合いに慣れること、相手の動きを感じる意識を持ってもらうこと、「巻落し」の際に太刀の側面を杖で削る感覚(?)をつけてもらうことを目的としています。
太刀の稽古というより、太刀に慣れてもらう稽古として取り入れています。

そんなところでNさんがやって来ました。

ここからは、ここのところ中段の稽古ができていないMさんのために、NさんとKさんで稽古してもらいます。

少々Nさんが太刀を忘れてしますし、リーチの差が大きいのでお互いやりにくいはずです。
しかしながら、やり難い人と敢えて稽古するのもよいことです。
単に相手に合わせるのではなく、相手の動きに合わせて攻守ができるようになると、そんなに気にならなくなるような気がします。

さて、Mさんは久しぶりに「間込」から。
入るときの間合い、捌きから、打太刀が小太刀で突くときに、やや杖を相手の目に意識させる動きを検討します。
ただ、突かれる瞬間にただ後方に下がってしまうのは、間を切る動作でしかありません。
この場合、簡単に大太刀での追撃を許してしまい、太刀の動きが速いと杖は間に合いません。

本来は、小太刀で突かれる瞬間に左足を右足にそろえることにより、多少杖を相手の目に向けて突き出し、動きを一瞬止めてから小太刀を叩くという形を以前に教わりました。
確かに、杖にその動作が入ると、反射的に動きが止まるため小太刀で突ききることができません。
また、多少のけぞった状態で小太刀を打ち落とされるため、大太刀の動きも遅れます。
こういった点から、私はこの方法を生かすべきと考えているのですが、人によっては必要以上に杖を突き出すために危険なため、現在はこの通常の形としては指導されていないとのことでした。

そこで、多少なりとも相手の目につける意識を持ってもらい、できるだけ杖を残してから後ろに下がるなどの形がとれないか、これから考えたいと思います。


この間、NさんとKさんは「右貫」・「霞」・「笠の下」。
とはいえ、最初の「右貫」で苦戦していますので、合間合間に指導をします。

この間に、Mさんとは簡単ながら「間込」・「切懸」・「真進」まで進みました。

ここで、Kさんに上記三つの形の太刀について「右貫」から教えることにします。

表の形の中では三つとも中くらいの難しさといえるかもしれません。
まあ、分かるようになるとどれも難しいのですが。

本日はとりあえず順番のみとしました。


最後に掛かりとしましたが、体が次第に春モードになってきているせいか足の裏が強烈に冷たくなっています。
皆さんがんばって素足ですが、本当に無理しないでください。
凍傷になりかねないですからね。

帰り際に鉄製のドアがずれてしまって、鍵がかからないという事態に陥りました。
何とか施錠しましたが、足の冷たさと相まって特に寒く感じた日です。
でも、三日月と星はきれいでしたね-
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