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2012/3/12 稽古日誌

学校が卒業式の準備をする季節になりました。
稽古場の体育館にも、卒業生に向けられた飾りがなされています。
あまり、3月という気がしないですが、もうそんな時期なんですね。

卒業式・入学式の関係で、本日が3月最後の稽古となります。
次回通常稽古は4月の第3週となるため、だいぶ間が開いてしまいます。
自分でできる稽古もあると思いますので、その間気力を養ってほしいところ。

本日は、Wさん、Yさん、Kさん、やや遅れてMさんが参加してくれました。

ここのところ、相対の稽古時間が長くなっていますが、基本的な稽古に時間をかけることはいいことと思います。

Wさんは、どうしても打ちの動作において前の足に重心移動ができません。
前足を曲げて、上半身を折らないように後ろ足を引きつけるだけなのですが、これがなかなかできません。
無論、Wさんのみにいえることではなく、これは皆さん共通です。

また、体を大きく使う動作を覚えなくてはなりません。
どうしても腕の力や手首のスナップだけで打とうとしてしまう。
せっかくもっている大きな筋肉の力を活用してほしいところです。

WさんとYさんに組んでもらったのですが、二人とも基本的な形が正確にできていないようです。
特に突き留めの形(左貫の太刀の突きを外して下がったときの形、右貫の太刀の突きに対して相手の右脾腹に突き入れる形)が、バラバラです。
基本的な手幅や、手の位置は繰り付けの形と一緒ですので、前の手はおでこの前、後ろの手は杖尻を握って肘を引き、相手に対してレの字の角度で入ります。
この時、どうしても前の手に意識が集中してしまいますが、やはり杖尻の手も大切で、きちんと握って杖尻から相手に突き入れるような意識が必要です。


KさんはMさんと相対をしてもらいます。

Kさん、なかなか現在の級位からするとよいできです。
とはいえ、まだ我流の体の動きがとれていません。
しばらくは、いろいろ考えずに杖の動きになれてもらった方が良さそうです。


相対終わって、形は本来「寝屋の内」からなのですが私が左足を痛めてしまったため(原因は、まあ不摂生ということで・・)、申し訳ない話ですが「細道」からとしました。

杖の注意点、細かいところもありますが、大きいところでは初太刀の攻撃を外すところと最後の攻撃の2点。

初太刀は早いのですが、かといって先に動いてはいけない。
後ろに下がるだけとはいえ、スピードが求められます。
また、杖をできるだけ自分の体に引きつけて頭上に持って行かなくてはなりません。

最後の突きから打ちに至る一連の動作ですが、必要なのは攻撃を途切れさせないこと。
突いてから打つまでの間に、攻撃する動作と意識が連続していなくてはなりません。
太刀は突かれた後、反撃するまもなく(又は突いた杖を斬る動作の直後)首筋の急所を打たれるわけです。

一つの方法として、気合いを途切れさせず、最後まで息を吐き続けてもらいました。
ただ、気をつけないと最初の突きがおろそかになります。
どちらかというと、最初の突きをしっかり突かなくてはいけない。
その一突きで相手を制する気合いが必要です。

また、歩法が難しいのですが、突いた反動で杖を手の内に入れて足をそろえる意識をもてば、ある程度楽にできるようになるのではないかと思います。


次に、太刀。

この形は、出会いで頭を打たれるわけですから、捌きができないと自分が怪我をします。
鍔にかける指も気をつけないと打たれますので、注意が必要。
とにかく、相手が打ってくるのを見切って左足を軸に真半身になることです。

その後、腰をひねりながらの抜刀。
ほぼ垂直に抜きあげるわけですが、これも実際鞘を使用すると難しいのが分かります。
まずは、きちんと抜刀する感覚をつけなくてはなりません。
相手に体を向けたときにはほぼ、太刀は抜けています。

抜けた瞬間に、右手で真っ向を片手添え斬り。

本来相手が近いはずですので、大きくは斬れません。
足も普通に一歩出ると、出過ぎになります。
半分ほど出て、コンパクトに切り下ろす。
おそらくですが、近距離からの片手添え斬りですので鳩尾まで切り下ろすのは難しいと思います。

さて、WさんもYさんも突かれたお後の動作がうまくいかないようです。
突かれて少しやられた形を作るのですが、この感覚が分からない。
しっかり突いてもらえば分かるんでしょうけどね。

個人的には、突かれた後、その反動を使って(苦し紛れに?)杖を片手で斬りにいく形が好きなのですが、これはスタンダードではないので、通常の稽古では使っていません。
この形だと、自然に右手と太刀が下がりますので終わった形がよいような気がします。
(個人的な趣味ですが)


さて、MさんにはKさんの「右貫」・「霞」・「笠の下」の太刀を見てもらいました。
無論今の段階では形だけです。
が、大根を切るくらいの感覚でよいので、切っ先を軽くとばす感覚を意識するよう指導しました。



さて、3月の稽古は終わりですが、31日には場所を変えて特別稽古を予定しています。

昇段を控えた方々に是非参加してもらいたいと思います。
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