先日の初心者講習会が終わってから雲行きが怪しくなり、本日日中は土砂降り。
せっかく講習会後すぐの稽古日なのに、参加意欲が薄れてしまいそうないきおいです。
なんとか、夕方までには雨も上がりました。
さて、本日はWさんとMさん、通常稽古はかなり久しぶりのFさんが参加です。
すると、昨日講習会に来てくれた信大生の女性二人がやってきてくれました。
さっそくの参加者で、私も他の人も驚いたのと同時にホッとしました。
がんばって講習会を開いたかいがあったというものです。
とはいえ、また私は指導に大忙しになるのですが、人が増えるということはそれ以上に大切なことです。
互いに稽古する人がいなくなれば、技術を上げていくことはできません。
下の人たちも、自分の稽古の時間が少し少なくなるかもしれませんが、そのうちに、それが大いに自分の稽古に役立つものだと言うことが分かってくれると思います。
さて、せっかくですので、全員で基本動作を本手打ちから確認します。
初めての人は、上半身もさることながら下半身がつっぱってしまっています。
これも、いつものことですが、前の足の膝を曲げて重心をやや前にかけるようにして、腰は伸ばす。
武器術や、空手をやっている人間からするとすぐ分かるのですが、経験がないと前の足を真っ直ぐ伸ばして構えてしまうため、どうしても動き全体が固く、突っ張ってしまいがちです。
まずは、杖を振りながら下半身の使い方になれてもらいましょう。
初心者の二人より、上級者のほうが気にかかる点もあります。
慣れてきてしまったせいか、少し腰が高く、前後の足幅が狭くなっています。
慣れていないと、足幅が極端に広くなるのですが、何故こうなるかは不思議ですね。
とりあえず、もう少し足幅をとって、重心を下げるように心がけてもらいます。
難関は返突きなのですが、今回の初心者お二人はわりとこの動きができている。
始めて2回目としては十分です。
この後、実際に太刀を打ってもらい、突きもいれてもらったのですが、女性のほうが極端におかしな動きをしないような気がします。
男性はどうしても力が入って、ギクシャクした動きになるのですが、それに比べると女性のほうがよっぽどスムーズに動けていいます。
ただ、Fさんもそうですが必要な場所で力を入れるのが苦手なようです。
たまに容赦なく力を入れてついてくるのも女性ですけど・・・・・・
基本動作4本を終えて、MさんとWさんには相対と形の稽古に入ってもらいます。
こちらは、Fさんに補佐してもらって、お二方の基本動作の確認から。
とにかく、刃物を持った相手がいるという意識を持ってもらうことが大事です。
相手の目にしっかりと杖を向けて、スキを見せないように構える。
余分な動きは必要有りません。
あとは、ひたすら相対形式で実際に打ってもらいました。
やはり、相手がいるのが一番です。
4本が終わったところで、お二方には自習してもらい、こちらはFさんと4本の相対稽古。
Fさん、ブランクの割に打ちはよいのですが、やはり力が集中していない。
打ちの軌道などは良いので、あとは最後にしっかり握って締める感覚が持てるかどうかです。
それができると、もっと攻める感じも出てくると思うのですが。
その後は、初心者お二人に「水月」と「斜面」を復習してもらいました。
体験講習会で学んだことは、ほとんどの人がすぐ忘れてしまうものなのですが、さすがに翌日とあってか、お二人とも、それなり覚えているようです。
今日はとにかく、「体捌き」と「突き」。
「水月」では、最初にしっかり避けてしっかりつくこと。
しっかり突くことができると、体捌きの位置が自然と右斜め前方のちょうど良い位置になってきます。
これに比べて「斜面」はやや、難しい。
感覚としては、ほぼ真横に捌きながら逆手打ちでうよいと思うのですが。
思えば、瞬時に横から打つ形は少なく、結構難しい形だな-と、いつも思います。
今日はとりあえず形だけ。
あっという間に時間となって、放置していたMさんWさんを交えて、掛かり稽古です。
初心者のお二人とも、ひるむことなく今日稽古した水月・斜面で掛かってくれました。
よかったら是非入会して下さい。
きっと上手になりますよ。
他の人は、やや稽古量が足りなかったでしょうか?
5月は、レベル別に稽古会ができるように予定しています。
それぞれ、今の技術を少しでも上げるように稽古・工夫してもらいたいと思います。
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