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2012/7/2 稽古日誌

いよいよ夏らしくなってきましたね-
体育館の中が暖かいのではなく、ムッと暑さを感じる季節となりました。
湿度はないので窓をあけて外気入れると気持ちがよい程度。
1月2月の稽古を思えばなんてことはありません。
とはいえ、熱中症には気をつけたいですね。

さて、本日は2回目となるKHさんと、Iさん、Mさん、Wさん、Yさんが参加です。

稽古開始前に、大急ぎでMさんと四通八通の復習。
あまり指導できない分、せめてものMさん用サービスオプションではありますが、これから、毎週行うつもりです。

相対については組合せを思案の結果、WさんとYさんで相対を行ってもらい、私はMさんに手伝ってもらって、KHさんとIさんに基本動作の復習を指導することにしました。

毎年毎年、新しい人への教え方も少しずつ変わっているのだと思います。
特に、昨年思い当たったことですが、「打ち」の動作において、杖を一番高く振り上げたと相手と正対するように腰をきるというポイントは、今までは初心者に特別指導してこなかったように思います。
今年は、そのポイントも指導しているのですが、気のせいか初心者の「打ち」の軌道が早くからよい軌道になっているような感じを受けるのです。
案外、効果的な指導方法なのかもしれません。

そんなこともあってか、お二人ともそれぞれの稽古時間を考えれば、順調に動けています。

お二人とも同じ内容の稽古をしていますが、一ヶ月程度Iさんの入会が早いため、お二人の動きには相応の開きがあります。
Iさんは、そろそろ細かい点に気を配るよりも、しっかり杖を振る稽古をしてもらった方がよい段階です。
KHさんは、まだその段階に至っていません。
その辺を考えながらも、指導する技は同じですので難しいところです。
できるだけ、お二人に共通する大きな身体の使い方、特に「打ち」において前の手の高さをキープする点と、縦方向に腰を切っていく点を中心に復習してもらいます。

Wさん、Mさん、Yさんもこの夏終わりには昇段してもらおうと思っていますので、こちらも稽古してもらわなければなりません。
初心者のお二人には、暫時自主稽古をしてもらいます。

Wさんは、本日あえて太刀のみの稽古とします。
表の太刀に対して、MさんとYさんに掛かってもらうことにしました。
お題は、先週から引き続き力を抜くことです。
まだ、切り終わったときに身体が硬く、動き全体が小さく見えるので余分が力みがありそうです。
まずは、初心者のお二人に覚えてもらうため、水月、斜面、着杖、物見を演武してもらいました。

まだ、多少余分な部分がありますが、3人とも先輩らしい動きです。

その後は、「表」全てを通してもらうこととして、こちらは初心者のお二人と「水月」から復習することにしました。
今日は、水月における「突き」について、特にその力を相手に向けることを意識してもらいました。
どうしても、まず避けることに気がいってしまいますが、水月の妙は躰捌きが単に避けるだけでなく、攻撃のための動作であるという点にあります。
このギリギリの動きによって、相手の動きすら利用して突き入れなくてはなりません。
もちろん、そんな難しさはお二人が分かるはずがないのですが、少なくとも相手に向かって攻撃するんだという点を指導しました。

本日、Iさんには「物見」まで指導したかったので、少し後半急ぎ足になります。

Wさんが一通り太刀を終えたとのことなので、太刀の稽古を兼ねて、Iさんの指導に回ってもらいます。
YさんとMさんは中段の稽古をしてもらいます。

「切懸」について、Yさんどうも相手の腰を斬れていないようです。
「笠の下」でもそうですが、太刀は杖に接近された後、その腰を斬るため、左足をやや左後ろ方向に送って、身体を斜めにしながら一気に斬らなければなりません。
この時は、あくまで動く前の位置にある腰を瞬時に斬りにいくのであって、動いた後を斬るのではありません。
その点をYさんに注意しましたが、よく考えてみると、杖が先に動けば太刀は動いたところを斬るのですから、杖は相手が斬ってくるまでは動いてはいけないということになります。
当たり前のことなのですが、ようやく杖は太刀を擦り上げた後、太刀の斬るタイミングに合わせて、今まで以上の速さで一気に動かなくてはいけないことに気がつきました。
これは、かなり身体の使い方を工夫しなくてはなりません。
一つ課題を発見できました。


横では、WさんがIさんを指導しています。
やはり、かなり細かいところまで指導しています。
これは、指導し始めの頃にありがちなことなのですが、動作になれないうちにあまり細かい点をいくつも指導すると相手は混乱してしまいます。
それに、Iさんは理論よりも動き慣れた方がよい段階なのですが、あえてWさんの指導を止めませんでした。

これは、指導することがWさんにとっての稽古になるからです。
恐らく、Wさんもそのうちに自分で指導した点が自分でできていないことや、あまり細かい点をあれこれ指摘すると、かえって相手が混乱することなどがわかってくるでしょう。
特に、Wさんは自分が実際どのように動いているかという点が分かっていません。
そういったところが、少しずつ後輩を指導することで理解できるようになることを期待しています。
無論、私は彼が間違った指導をしないよう、自分以上に気をつけねばなりません。

本日、掛かりは1本のみ。

帰り際、Wさんが「あまりいろいろ指導しすぎてはいけませんね。」とポツリ。
「一つの形で2つか多くても3つくらいがいいですね。」と私。
よい稽古になってくれたようです。
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神道夢想流杖術を主に稽古する団体として2010年7月に設立。

通常稽古 毎週月曜日
19:00~21:00
松本市岡田小学校体育館

!!平成25年7月より土・日稽古コース(不定期)を開催します。
日時につきましては、その都度お知らせします。
(会費:1000円/回 通常稽古会員は無料)


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当団体連絡先(百瀬行政書士事務所内) 百瀬 仁 宛
〒390-0221 松本市里山辺1725-1
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携帯 090-2334-2811
mail: jin.momose@gmail.com

主宰 百瀬 仁
神道夢想流杖術(日本杖術協会五段 指導員)/糸東流塩川派空手 二段

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