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2012/10/29 稽古日誌

ここのところ急に寒くなりました。

稽古によい季節はあっという間に過ぎ去って、これからは寒さとの戦いです。

私も、9月にひいた風邪が、まだ治りません。

今週の仕事は絶対に休めませんので、皆さんには申し訳ないのですが本日は口頭のみの指導とさていただきました。


本日は、Mさん、Wさん、Yさん。そして、3ヶ月ぶりくらいでしょうか、今年入られたもう一人のKさんがやって来て下さいました。

Kさんは、お仕事が忙しく、なかなか稽古に参加できないとのことですが、それでもこうやって参加して下さるのはこちらも嬉しいことです。

どこまで進んだか確認しながら、とにかく少しずつでも先に進んでもらいましょう。


まず、相対はMさんにKさんの太刀持ちをしてもらい、YさんとWさんで組んでもらいました。

Kさんも、一人で少し練習されているようで、思ったより覚えています。

ただ、当然ですがまだ立ち方や構え方は、まだまだです。

杖を自分の近くに構えてしまい、長さを生かしていません。

また、少し身体を開き気味に立っています。

簡単に言えば、ガニ股。

後ろ足がまっすぐ伸びていませんので、後荷重になる原因にもなります。

やはり、立ち方というのは基本中の基本。

自然と身につけて欲しいとは思いますが、後になるとなかなか直らないのは体験済みですので、最初から厳しく指摘します。


ただ、2級をとったKさん同様に、このKさんも打ちの軌道がよいので、稽古量が増えれば割と早く形になりそうな気がします。


4本一通り覚えていらっしゃいましたので、すぐ形に入ることにしました。


「着杖」までは、教わったとのことですので、今日は「水月」からおさらいです。


まず、「水月」は斜め前にでるのと同時にしっかり突くことなのですが、Kさんのみでなくほとんどの人は避けることが第一になって、全く突きになっていません。

まず、「突く」こと、そのためには先に杖を突き出さなければならないということです。

身体捌きにもいろいろあると思われますが、「水月」では捌くのと同時に攻撃するための「身体捌き」が必要なのですから、攻撃する形になっている必要があるのです。

無論、Kさんがまだできていないのは当たり前ですが、太刀持ちをする上段者がきちんとできているかどうか、自分で検証しなくてはなりませんね。


この後、「斜面」「着杖」とあくまでも形を復習しましたが、やはりまだ形の動きに慣れる段階で、まだ間合いや効きを云々するレベルではありません。


ところで、そろそろ初段以上の皆さんは級位の方々に指導することも少しずつ覚えていかなければならないと思うのですが、これもなかなか難しいことなのです。

例えば、現在のKさんの段階で、形の中で引落打ちが出来ていない点を指導しても私は余り意味がないと考えています。

今は、「形」の動きに慣れてもらう段階だからです。

どうしても指導になれていないと、最初から「効き」を重視してしまうのですが、それがかえって身体の正しい使い方にとって悪い結果を招いてしまうこともあるのです。

かといって、形ばかりどんどん習わせればよいというものでもありませんので、やはりバランス感覚が必要です。

これも、言葉で伝えるのは難しいので、「形」と同じく指導をしてもらいながら、「指導」を覚えてもらうしかないのでしょう。

本日は、Mさん、Wさん、Yさんと順番にKさんの太刀持ちをしてもらいましたが、今後は「指導」するという点から、皆さんを見ていこうと思います。


少し、話が外れました。

Kさんには、本日新たに「物見」を覚えてもらいました。

これで、基本となる4本の形は全て教えたことになります。

後は少なくとも2ヶ月ほどは、基本動作4本と形4本のみを稽古してもらわなくてはなりませんが、Kさんはお仕事の関係で一ヶ月に1回稽古に来れるかどうかということですので、できるだけ特別稽古で稽古量を増やしてもらおうと考えています。


さて、Kさんが形の復習をしている間、他の二人には中段を「一刀」から「乱留」まで稽古してもらいました。

特に、Wさんは中段始めたばかりですが、とたんに以前の「力」を使う癖が戻ってしまっています。

やはり、重要な中段繰付けが力任せになっています。

これも段階をおって指導しなければなりません。

まずは、太刀を取りに行くときの立ち位置と、右手の位置でしょうか。


立ちの柄中を杖の先で持ち上げるようにするのですが、このとき、あまり相手に近づきすぎると自分が窮屈になってしまいます。

柄中に対して、90度の線上に立つ必要はありません。

私は、やや離れて立つようにしています。

次に、右手を自分の額の前から相手の目を攻め、腕を少し伸ばさせて崩すまで動かさないということ。

こうすると、身体全体の動作になるのですが、人によっては右腕を引く力で太刀を引きつけてしまいがちです。

結局のところそれでは効きませんから太刀に斬られるでしょうし、何より自分の体瀬が崩れてしまいます。

ということで、まずはその点のみ気をつけるようにして、後は稽古するしかないということで先に進めました。

Wさんも、まずは動きになれる段階ですので、細かい点はあまり指導しません。

ただ、スピードを重視するように心がけてもらいます。

最後に、Mさん、Yさんで「乱合」。

一応太刀も教えましたので、お二人で形を稽古してもらいました。

まだ、動きを完全に覚えているわけではないようですが、一応の形にはなっています。

後半の「影」の要素が強い動きについて、多少解説を加えます。

とにかく、相手の動きをよく見ること。

太刀との間合いが近いので、先に動くと切られますよという点を2~3注意してみました。

特に「乱合」は、太刀の技量が今まで以上に求められる箇所もありますので、そのことによって、「表」「中段」の太刀がまた、変わってくるものと思われますし、それを期待しています。
大夫時間をオーバーしましたが、せっかくKさんも来ておられるので、MさんKさんに太刀を持ってもらって掛かり稽古としてもらいました。

さて、私は一日も早く風邪を治さなければなりません。

今年の風邪は治りにくいようですので、皆さんもくれぐれもお気をつけ下さい。



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