今週、アメリカにいるマイケルからメールが届きました。
実は、私が松本で本格的に一から指導した初めての生徒(?)がマイケルでした。
当時は、まだ一寸堂を立ち上げていなかったので、県連の笹賀道場で指導していたのですが、彼はお隣の岡谷市から毎週欠かさずに稽古に通っていました。
故あって、1年ほどで故国に帰りましたが、非常に熱心で、またまじめな生徒でした。
運良くアメリカでも良い先生に巡り会うことが出来、団体は違いますが杖道の稽古を続けています。
今では、日本でも一緒にいたケイティと結婚して、彼女も一緒になって稽古しているとのこと。
(彼女も笹賀道場で半年ほど稽古しました)
このたびのメールで、彼が年内に「奥入り」がもらえるようだと報告してきました。
少なからずも指導した立場としては、大変嬉しいことです。
ある意味で、すっかり抜かれてしまったわけですが、そんなことはたいしたことではありません。
なによりも、技術の探求が好きな彼のことですから、そういった形式よりも、それから先の技術を学ぶことに喜びを感じてくれることと思います。
日本でもそうですが、あくまで技術を身につけることに興味がある人もいれば、段位や試合での勝敗にこだわる人もいます。
どちらもそれぞれといってしまえばそれまでですが、少なくとも一寸堂は前者の価値観のために後者があるべきと考えて指導しています。
無論、本物の技術などというつもりはなく、ただ興味があるから、それを追求したいだけの話です。
そういう言い方をすると、指導者としてはいかがな者かとも思いますが、まあ無理をしても仕方がありません。
マイケルも、その素直な武術への興味をこれからも失わないで稽古に励んでもらいたいものです。
さて、結局メールは最初の3行だけ英文として、その後は日本語を書いて、日本語ペラペラのケイティに訳してもらうことにしました。
上手く伝わっていれば、今週末は彼とスカイプで武道談義ができることでしょう。
稽古で彼と話すために、英単語を調べていたのがつい昨日のことのようです。
また、忘れていた単語を思い出さなくてはいけませんね。
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